先輩からのメッセージ
後期研修医の先輩たち
≪入局した理由≫
幼少期から小児科にお世話になる機会が多く、学生時代から小児診療に関わる科への入局を考えていました。学生実習や初期臨床研修で小児科以外の科を経験しましたが、当初から考えていた小児科医になることを決意し、初期臨床研修病院でお世話になった札幌医科大学小児科へ入局しました。
≪入局して良かった点≫
出身大学が異なりましたが教室説明会などに参加した際も快く受け入れていただき、専攻医となった現在も不自由なく研修することができています。専攻医1~2年目は初期臨床研修病院からの勤務を継続させていただき、慣れ親しんだ環境で小児科医としてのスタートを切ることができました。入局後は地域中核病院で一般小児診療、新生児診療、小児救急対応の研修ができる施設と、大学病院・小児専門病院の両方を経験することができます。地方病院に勤務している間も学会発表や論文作成などの学術活動が活発であり、私は専攻1年目で小児科専門医試験に必要な論文を作成することができました。
≪メッセージ≫
北海道はその地域特性から医療へのアクセスがすぐにできない家庭も多くあり、地域の病因ではそのような患者背景なども加味しながら診療方針を考える必要があります。ただ病気を治すだけではなく、子どもと周囲をとりまく環境すべてに関わる小児診療のスペシャリストを一緒に目指しましょう。
幼少期から小児科にお世話になる機会が多く、学生時代から小児診療に関わる科への入局を考えていました。学生実習や初期臨床研修で小児科以外の科を経験しましたが、当初から考えていた小児科医になることを決意し、初期臨床研修病院でお世話になった札幌医科大学小児科へ入局しました。
≪入局して良かった点≫
出身大学が異なりましたが教室説明会などに参加した際も快く受け入れていただき、専攻医となった現在も不自由なく研修することができています。専攻医1~2年目は初期臨床研修病院からの勤務を継続させていただき、慣れ親しんだ環境で小児科医としてのスタートを切ることができました。入局後は地域中核病院で一般小児診療、新生児診療、小児救急対応の研修ができる施設と、大学病院・小児専門病院の両方を経験することができます。地方病院に勤務している間も学会発表や論文作成などの学術活動が活発であり、私は専攻1年目で小児科専門医試験に必要な論文を作成することができました。
≪メッセージ≫
北海道はその地域特性から医療へのアクセスがすぐにできない家庭も多くあり、地域の病因ではそのような患者背景なども加味しながら診療方針を考える必要があります。ただ病気を治すだけではなく、子どもと周囲をとりまく環境すべてに関わる小児診療のスペシャリストを一緒に目指しましょう。
中村医師
北海道大学医学部医学科卒業
初期臨床研修 市立函館病院
専攻医1~2年目(卒後3~4年目) 市立函館病院
専攻医3年目(卒後5年目)
北海道立子ども総合医療・療育センター/札幌医科大学付属病院
初期臨床研修 市立函館病院
専攻医1~2年目(卒後3~4年目) 市立函館病院
専攻医3年目(卒後5年目)
北海道立子ども総合医療・療育センター/札幌医科大学付属病院
≪入局した理由≫
私が入局を決めたのは卒後4年目になってからでした。小児科には決めていましたが、専門研修先に悩んでいたところ、当時の上司からまずは小児科医として実際に北海道で働いてから決めてみてはと声をかけていただきました。小児科医として勤務し、尊敬する先輩方にも巡り合えたことで、北海道の地に貢献したい思いが強くなり母校である札幌医科大学に入局しました。
≪入局して良かった点≫
地域に根ざした医療から、道立子どもセンターでの専門研修まで幅広く勉強させてもらうことができました。大学病院では専門チームをローテートしながら、疾患に対するリサーチマインドを持って診療にあたる大切さを学べました。また各地方病院への出張があり、そこでの特産品に触れたりするもの楽しみの一つです。
≪メッセージ≫
小児科医としてGeneralistでありながら、各分野におけるspecialtyも磨くことができます。元気になった子どもたちの姿は何にも代え難いものがあります。広大な面積をもつ北海道ではまだまだ人手が足りず、課題も多いです。ぜひ一緒に盛り上げていきましょう。
私が入局を決めたのは卒後4年目になってからでした。小児科には決めていましたが、専門研修先に悩んでいたところ、当時の上司からまずは小児科医として実際に北海道で働いてから決めてみてはと声をかけていただきました。小児科医として勤務し、尊敬する先輩方にも巡り合えたことで、北海道の地に貢献したい思いが強くなり母校である札幌医科大学に入局しました。
≪入局して良かった点≫
地域に根ざした医療から、道立子どもセンターでの専門研修まで幅広く勉強させてもらうことができました。大学病院では専門チームをローテートしながら、疾患に対するリサーチマインドを持って診療にあたる大切さを学べました。また各地方病院への出張があり、そこでの特産品に触れたりするもの楽しみの一つです。
≪メッセージ≫
小児科医としてGeneralistでありながら、各分野におけるspecialtyも磨くことができます。元気になった子どもたちの姿は何にも代え難いものがあります。広大な面積をもつ北海道ではまだまだ人手が足りず、課題も多いです。ぜひ一緒に盛り上げていきましょう。
前田医師
札幌医科大学卒業
初期研修 市立函館病院
卒後3年目 市立函館病院 小児科 勤務
専攻医1年目(卒後4年目)市立釧路総合病院 小児科
専攻医2年目(卒後5年目)北海道立子ども総合医療・療育センター 小児科
専攻医3年目(卒後6年目)札幌医科大学 小児科
初期研修 市立函館病院
卒後3年目 市立函館病院 小児科 勤務
専攻医1年目(卒後4年目)市立釧路総合病院 小児科
専攻医2年目(卒後5年目)北海道立子ども総合医療・療育センター 小児科
専攻医3年目(卒後6年目)札幌医科大学 小児科
女性医師の先輩たち
≪入局した理由≫
学生の頃から小児科になろうと決めていたので、進路自体には迷いはなかったのですが、入局先をどこにするかということは非常に悩みました。一般病院での初期研修の際に、子育てをしながら第一線で働いている女性医師の姿をみて、このように働けるなら、と入局を決めました。
≪入局して良かった点≫
私は医師4年目、7年目で子供を出産したのですが、まだまだ小児科医として未熟で、なるべく仕事を休むことなく働きたいという思いがありました。医局や家族にはそのことを伝えて、夫と協力して育児をしながら仕事ができるような環境を作って頂きました。子育て中の女性医師は多く在籍しており、その働き方や専門分野も様々です。私もそうだったように、色々な先輩女性医師に気軽に相談しながら働き方を考えていける環境はとても良かったと思います。
≪出産育児で離職していた時期≫
一人目も二人目も産前6週、産後8週の休みを頂きました。ただ、産後8週での復帰は体力的にかなり厳しいもので毎日があっという間に過ぎ、今でもどのように生活していたかあまり思い出せないのですが、そのような時を経てここまで小児科医として頑張ってきたことは、今の自分の自信につながっていると思います。もちろんこれは数ある中の一例であって、それぞれの状況や環境に応じて、産前産後の仕事をどうするかを考えれば良いと思っています。
≪家庭と仕事との両立のコツ≫
先輩の女性医師からのアドバイスや自分が実際に家庭と仕事をやってみて感じることは、すべて自分でやろうとしないこと、です。母である女性医師の体・心の健康は、家族の健康にもつながります。どうしても家庭のことは女性側に負担がかかることが多いと思いますが、助けてくれる家族が傍にいるならお願いすることも一つですし、そうでなくても利用できるサービスを利用する、などやりようはいくらでもあるので頼ることが大事だと思います。
また、子供の発熱などで早退や欠席をする機会も、どうしても女性医師の方が多いかと思いますが、そのために普段から信頼貯金を作っておくことも重要です。自分が働ける時間は、周りの医師やスタッフとしっかりコミュニケーションをとって、一生懸命働く、これを日々繰り返すことが大事だと思います。もちろん、助けてもらった時には、感謝の意をしっかり伝えることも基本です。
≪キャリアについて≫
小児科医として研鑽を積む中で、医学博士は取得したいという気持ちが強くなり、卒後8年目で大学院に入学させて頂きました。今までやったことのない実験をやりながら、論文をまとめていくという作業は、大変な部分もありましたが、保健センターで乳児健診に従事しながら育児をしながらでもやり遂げられたということは、後輩の女性医師にも伝えたいです。何をやりたいかは人それぞれ違うと思いますが、何年後かに自分はどう働いていたいか、どういうことを勉強したいのか、ということを考えて周りに伝えていくことが重要だと思います。
≪メッセージ≫
出産・育児での離職やパートナーとの勤務調整など、女性医師には働く上で沢山の悩みが出てくると思いますが、今働いている先輩女性医師も皆が通ってきた道です。相談できる女性医師はもちろんのこと、男性医師も理解のある職場です。皆で楽しく働けるように、相談してやっていけますので、是非一緒に働けたらと思います。
学生の頃から小児科になろうと決めていたので、進路自体には迷いはなかったのですが、入局先をどこにするかということは非常に悩みました。一般病院での初期研修の際に、子育てをしながら第一線で働いている女性医師の姿をみて、このように働けるなら、と入局を決めました。
≪入局して良かった点≫
私は医師4年目、7年目で子供を出産したのですが、まだまだ小児科医として未熟で、なるべく仕事を休むことなく働きたいという思いがありました。医局や家族にはそのことを伝えて、夫と協力して育児をしながら仕事ができるような環境を作って頂きました。子育て中の女性医師は多く在籍しており、その働き方や専門分野も様々です。私もそうだったように、色々な先輩女性医師に気軽に相談しながら働き方を考えていける環境はとても良かったと思います。
≪出産育児で離職していた時期≫
一人目も二人目も産前6週、産後8週の休みを頂きました。ただ、産後8週での復帰は体力的にかなり厳しいもので毎日があっという間に過ぎ、今でもどのように生活していたかあまり思い出せないのですが、そのような時を経てここまで小児科医として頑張ってきたことは、今の自分の自信につながっていると思います。もちろんこれは数ある中の一例であって、それぞれの状況や環境に応じて、産前産後の仕事をどうするかを考えれば良いと思っています。
≪家庭と仕事との両立のコツ≫
先輩の女性医師からのアドバイスや自分が実際に家庭と仕事をやってみて感じることは、すべて自分でやろうとしないこと、です。母である女性医師の体・心の健康は、家族の健康にもつながります。どうしても家庭のことは女性側に負担がかかることが多いと思いますが、助けてくれる家族が傍にいるならお願いすることも一つですし、そうでなくても利用できるサービスを利用する、などやりようはいくらでもあるので頼ることが大事だと思います。
また、子供の発熱などで早退や欠席をする機会も、どうしても女性医師の方が多いかと思いますが、そのために普段から信頼貯金を作っておくことも重要です。自分が働ける時間は、周りの医師やスタッフとしっかりコミュニケーションをとって、一生懸命働く、これを日々繰り返すことが大事だと思います。もちろん、助けてもらった時には、感謝の意をしっかり伝えることも基本です。
≪キャリアについて≫
小児科医として研鑽を積む中で、医学博士は取得したいという気持ちが強くなり、卒後8年目で大学院に入学させて頂きました。今までやったことのない実験をやりながら、論文をまとめていくという作業は、大変な部分もありましたが、保健センターで乳児健診に従事しながら育児をしながらでもやり遂げられたということは、後輩の女性医師にも伝えたいです。何をやりたいかは人それぞれ違うと思いますが、何年後かに自分はどう働いていたいか、どういうことを勉強したいのか、ということを考えて周りに伝えていくことが重要だと思います。
≪メッセージ≫
出産・育児での離職やパートナーとの勤務調整など、女性医師には働く上で沢山の悩みが出てくると思いますが、今働いている先輩女性医師も皆が通ってきた道です。相談できる女性医師はもちろんのこと、男性医師も理解のある職場です。皆で楽しく働けるように、相談してやっていけますので、是非一緒に働けたらと思います。
本庄医師
旭川医科大学卒業後、NTT東日本札幌病院で初期研修後、卒後4年目まで小児科後期研修医として勤務
卒後4年目に第1子出産
卒後5年目より市立函館病院勤務
卒後7年目に第2子出産
卒後8年目より札幌医大付属病院NICU勤務、大学院入学
卒後10年目より札幌市保健センターで乳児健診に従事
卒後12年目より札幌医大付属病院NICU勤務
卒後13年目より岩見沢市立総合病院勤務
資格:小児科専門医・指導医、周産期専門医(新生児)、医学博士
卒後4年目に第1子出産
卒後5年目より市立函館病院勤務
卒後7年目に第2子出産
卒後8年目より札幌医大付属病院NICU勤務、大学院入学
卒後10年目より札幌市保健センターで乳児健診に従事
卒後12年目より札幌医大付属病院NICU勤務
卒後13年目より岩見沢市立総合病院勤務
資格:小児科専門医・指導医、周産期専門医(新生児)、医学博士
≪入局した理由≫
産婦人科などと迷ったりもしましたが、医師を目指そうと思ったときからイメージのあった小児科に最終的に決めました。年がばれますが初期研修のない時代の入局なので、あまり深く考えず出身大学に入局しています。
≪入局して良かった点≫
出身大学なので学生時代からの先輩、後輩がまわりにたくさんいます。現教授も学生時代の部活の先輩です。年をとるとみんなすっかりえらくなって相談すると解決スピードが速く助かっています。もともと意識してはいなかったですが、先輩、同世代、後輩に子育て中のママ友が多いことも助かっています。コロナが落ち着いたらママ飲み会したいですね。
≪出産育児で離職していた時期≫
医師11年目に第1子、国内留学をはさんで14年目に第2子を出産しています。周囲の人事に合わせてきりが良いところで、休みはいずれも半年程度でした。個人差があると思いますがわたしは半年くらいでそろそろ家にいるのにも飽きていたのでちょうどよいかんじでした。小児科医という仕事ですので、家で子育てして過ごした時間は無駄になることなく現在の仕事に生かせていると思います。わたしはそうとう適当子育て母ですけど、日常診療で子育ての先輩的発言ができちゃいます。
≪家庭と仕事との両立のコツ≫
我が家は近隣に頼れる親族はいず、基本的に家庭のこと、子育ては夫婦のみでやっています。いままで生活を回してきたコツ、と聞かれたら「あまり家事はしない」かなと思います(笑)。
おなかいっぱいで楽しく生活できたらOK、掃除や洗濯は健康を害さない程度に最低限です。
ととのった部屋で丁寧な生活、には程遠いですが楽しく暮らしています。この暮らしを許容している夫と子供にも感謝です。というか今の時代、丁寧な暮らしをしたいなら男性も自分でやればよいのですが。夫も特に丁寧な暮らしをしたいわけでもなさそうですので、このへん似たような感覚の配偶者をみつけるのも大事なのかもしれません。
私の印象ではありますが、医学部卒の女子は真面目なしっかり者が多くて、「家のこともしっかりやらなければ」と大変な思いをしていることが多いように思います。そんなにしっかりやらなくてもまあなんとかなるよ!と伝えたいです。もちろん、この仕事をしていたら丁寧な暮らしができないというわけではありません。今の時代、昭和と違って様々な便利家電もありますし、丁寧な暮らし希望でしたら当教室のわたしよりしっかりものの仲間たちが様々なアドバイスができると思います。
≪キャリアについて≫
小児科医になってからの様々な出会いのあと、小児循環器を専門とするようになりました。子供を生むまでの自由がきく10年間で小児循環器の基礎をしっかり学ぶことができ、自分に特技ができたのは本当によかったと思っています。今現在は北海道内各地の関連病院に日帰り出張し、小児循環器の外来を行うことが主な業務で、代わりがきかない仕事であるやりがい(責任もですが)および収入を得ています。それぞれのライフプランと相談でしょうが、なにかしら特技になるものを手に入れるのはおススメです。
子供を持ってからは、臨床研究で学位、小児循環器専門医、さらに専門分野の胎児心エコー認証医などの資格を産・育休などの時間を用いて取得しました。あまり器用ではないわたしは、日々の生活に追われるなかではこれらを取得できなかったかもしれません。産・育休の時間も使いようです。人間みなスーパーマンではないので(わたしも全くそうではないです)、臨床力も資格も研究も収入も・・と欲張ってもなかなかすべてを手に入れるのは難しいと思います。ライフイベントと両立しようとするならなおさらです。自分にとって一番重要なのは何かを考えてそれ以外は欲張りすぎないことも必要かもしれません。大学病院勤務の医師として大きな声では言えないですが、わたしは研究活動については欲張らないことでなんとか臨床と家庭の両立ができているのかなと思います。
≪メッセージ≫
ライフプランに悩む方が参考にしようと読んでいると思ってのメッセージです。一度の人生、やりたいことがあったらやってみないであきらめたりせず、なんとかなるかもと思って見切り発車でも進んでみるのをお勧めしたいです。わたしはそうしてやってきて、とりあえずなんとかなっています。当教室でそのお手伝いをできたらうれしいです。
産婦人科などと迷ったりもしましたが、医師を目指そうと思ったときからイメージのあった小児科に最終的に決めました。年がばれますが初期研修のない時代の入局なので、あまり深く考えず出身大学に入局しています。
≪入局して良かった点≫
出身大学なので学生時代からの先輩、後輩がまわりにたくさんいます。現教授も学生時代の部活の先輩です。年をとるとみんなすっかりえらくなって相談すると解決スピードが速く助かっています。もともと意識してはいなかったですが、先輩、同世代、後輩に子育て中のママ友が多いことも助かっています。コロナが落ち着いたらママ飲み会したいですね。
≪出産育児で離職していた時期≫
医師11年目に第1子、国内留学をはさんで14年目に第2子を出産しています。周囲の人事に合わせてきりが良いところで、休みはいずれも半年程度でした。個人差があると思いますがわたしは半年くらいでそろそろ家にいるのにも飽きていたのでちょうどよいかんじでした。小児科医という仕事ですので、家で子育てして過ごした時間は無駄になることなく現在の仕事に生かせていると思います。わたしはそうとう適当子育て母ですけど、日常診療で子育ての先輩的発言ができちゃいます。
≪家庭と仕事との両立のコツ≫
我が家は近隣に頼れる親族はいず、基本的に家庭のこと、子育ては夫婦のみでやっています。いままで生活を回してきたコツ、と聞かれたら「あまり家事はしない」かなと思います(笑)。
おなかいっぱいで楽しく生活できたらOK、掃除や洗濯は健康を害さない程度に最低限です。
ととのった部屋で丁寧な生活、には程遠いですが楽しく暮らしています。この暮らしを許容している夫と子供にも感謝です。というか今の時代、丁寧な暮らしをしたいなら男性も自分でやればよいのですが。夫も特に丁寧な暮らしをしたいわけでもなさそうですので、このへん似たような感覚の配偶者をみつけるのも大事なのかもしれません。
私の印象ではありますが、医学部卒の女子は真面目なしっかり者が多くて、「家のこともしっかりやらなければ」と大変な思いをしていることが多いように思います。そんなにしっかりやらなくてもまあなんとかなるよ!と伝えたいです。もちろん、この仕事をしていたら丁寧な暮らしができないというわけではありません。今の時代、昭和と違って様々な便利家電もありますし、丁寧な暮らし希望でしたら当教室のわたしよりしっかりものの仲間たちが様々なアドバイスができると思います。
≪キャリアについて≫
小児科医になってからの様々な出会いのあと、小児循環器を専門とするようになりました。子供を生むまでの自由がきく10年間で小児循環器の基礎をしっかり学ぶことができ、自分に特技ができたのは本当によかったと思っています。今現在は北海道内各地の関連病院に日帰り出張し、小児循環器の外来を行うことが主な業務で、代わりがきかない仕事であるやりがい(責任もですが)および収入を得ています。それぞれのライフプランと相談でしょうが、なにかしら特技になるものを手に入れるのはおススメです。
子供を持ってからは、臨床研究で学位、小児循環器専門医、さらに専門分野の胎児心エコー認証医などの資格を産・育休などの時間を用いて取得しました。あまり器用ではないわたしは、日々の生活に追われるなかではこれらを取得できなかったかもしれません。産・育休の時間も使いようです。人間みなスーパーマンではないので(わたしも全くそうではないです)、臨床力も資格も研究も収入も・・と欲張ってもなかなかすべてを手に入れるのは難しいと思います。ライフイベントと両立しようとするならなおさらです。自分にとって一番重要なのは何かを考えてそれ以外は欲張りすぎないことも必要かもしれません。大学病院勤務の医師として大きな声では言えないですが、わたしは研究活動については欲張らないことでなんとか臨床と家庭の両立ができているのかなと思います。
≪メッセージ≫
ライフプランに悩む方が参考にしようと読んでいると思ってのメッセージです。一度の人生、やりたいことがあったらやってみないであきらめたりせず、なんとかなるかもと思って見切り発車でも進んでみるのをお勧めしたいです。わたしはそうしてやってきて、とりあえずなんとかなっています。当教室でそのお手伝いをできたらうれしいです。
春日医師
札幌医科大学卒業
卒後1年目、札幌医科大学附属病院
卒後2年目、市立室蘭総合病院
卒後4年目、小樽協会病院
卒後6年目、別海町立病院
卒後7年目、北海道立子ども総合医療・療育センター新生児科・循環器科
卒後11年目、札幌医科大学附属病院、第1子出産、学位取得
卒後12年目、長野県立こども病院(国内留学)
卒後13年目、札幌医科大学附属病院
卒後14年目、第2子出産、小児循環器専門医取得
現在、札幌医科大学附属病院
資格:小児科専門医・指導医、小児循環器専門医、胎児心エコー認証医、医学博士
卒後1年目、札幌医科大学附属病院
卒後2年目、市立室蘭総合病院
卒後4年目、小樽協会病院
卒後6年目、別海町立病院
卒後7年目、北海道立子ども総合医療・療育センター新生児科・循環器科
卒後11年目、札幌医科大学附属病院、第1子出産、学位取得
卒後12年目、長野県立こども病院(国内留学)
卒後13年目、札幌医科大学附属病院
卒後14年目、第2子出産、小児循環器専門医取得
現在、札幌医科大学附属病院
資格:小児科専門医・指導医、小児循環器専門医、胎児心エコー認証医、医学博士
先輩医師の留学報告
≪留学前まで≫
北海道内の市中病院で一般小児科医として勤務していく中で、様々なご縁があり内分泌疾患に関わる機会が増えていきました。小児科全般に言えることですが、特に小児内分泌は成長や発達、思春期と患者さんと長く関わることが特徴です。また糖尿病に代表されるように、家庭や学校など色々な部門と連携したり日常生活に寄り添うことが多い領域だと思います。より多くの経験を積みサブスペシャリティにしていきたいと考え、臨床と研究と教育のバランスの良さに惹かれて同病院での研修を希望しました。
≪留学中の生活≫
初めて訪れた時は施設の大きさ(隣の多摩総合医療センターともつながっており、巨大な箱になっています)と、人の多さに(他の科においても国内有数の研修施設であり非常に多くの医師がいました)に驚きました。内分泌科には10数人在籍していましたが、年齢や出身、所属など背景は様々で新鮮でした。外来と入院ともに相当な数の症例数を経験することができ、毎日行われるカンファレンスで相談しながら方針を決めていきました。日々活発に行われるディスカッションが非常に有意義でした。その他学会発表や論文執筆、国立成育医療研究センターで分子生物学の指導を受ける機会も頂きました。
≪留学して良かった点≫
同じ分野を志している仲間との出会いが一番の財産になりました。今後も定期的に連絡を取り合ったり、共同研究をしたりと楽しみです。また北海道と東京との広さや医療資源の違いを実感し、留学を通じて改めて北海道の医療を見つめ直せる良い機会になりました。
≪今後の抱負・メッセージ≫
留学先の素敵な仲間達と、素晴らしい環境に送り出してくださった医局には感謝の気持ちで一杯です。留学で学んだことを基盤にして北海道verへと応用して貢献していきたいと思います。もし国内留学に興味がある方がいたら、ぜひお声掛けください。
北海道内の市中病院で一般小児科医として勤務していく中で、様々なご縁があり内分泌疾患に関わる機会が増えていきました。小児科全般に言えることですが、特に小児内分泌は成長や発達、思春期と患者さんと長く関わることが特徴です。また糖尿病に代表されるように、家庭や学校など色々な部門と連携したり日常生活に寄り添うことが多い領域だと思います。より多くの経験を積みサブスペシャリティにしていきたいと考え、臨床と研究と教育のバランスの良さに惹かれて同病院での研修を希望しました。
≪留学中の生活≫
初めて訪れた時は施設の大きさ(隣の多摩総合医療センターともつながっており、巨大な箱になっています)と、人の多さに(他の科においても国内有数の研修施設であり非常に多くの医師がいました)に驚きました。内分泌科には10数人在籍していましたが、年齢や出身、所属など背景は様々で新鮮でした。外来と入院ともに相当な数の症例数を経験することができ、毎日行われるカンファレンスで相談しながら方針を決めていきました。日々活発に行われるディスカッションが非常に有意義でした。その他学会発表や論文執筆、国立成育医療研究センターで分子生物学の指導を受ける機会も頂きました。
≪留学して良かった点≫
同じ分野を志している仲間との出会いが一番の財産になりました。今後も定期的に連絡を取り合ったり、共同研究をしたりと楽しみです。また北海道と東京との広さや医療資源の違いを実感し、留学を通じて改めて北海道の医療を見つめ直せる良い機会になりました。
≪今後の抱負・メッセージ≫
留学先の素敵な仲間達と、素晴らしい環境に送り出してくださった医局には感謝の気持ちで一杯です。留学で学んだことを基盤にして北海道verへと応用して貢献していきたいと思います。もし国内留学に興味がある方がいたら、ぜひお声掛けください。
末岡医師
卒業:2011年 卒後13年目
留学先:東京都立小児総合医療センター内分泌・代謝科
留学期間:2021年4月〜2023年3月
留学先:東京都立小児総合医療センター内分泌・代謝科
留学期間:2021年4月〜2023年3月